コラム
2017年3月6日
同じ柄でも色合いでこんなに違う!
“成人式の振袖を選ぶ時に、やっぱり華やかな花柄がいい!けど、友達と被ってしまったら……という悩みもよく聞きます。被ってしまってもそれはそれで仲良しコーデみたいで可愛いかもしれませんが、せっかくだから被らないものを選びたいですよね。
そんな時には、同じ花柄でも色違いの着物があるかどうかお店の人に聞いてみましょう。たとえば、チヒロ・コレクションにある「ドットに菊と桜と」ですが、同じ菊・桜柄でも、振袖の色がレッド・ネイビー・グリーンの三種類になります。並べてみると同じ着物でも受ける印象がかなり違うのがわかりますよね。レッドは女性らしくはっきりとした印象で、ネイビーはより大人っぽさが強調されます。グリーンは黄緑に近いせいか、春らしい可愛らしさが存分に演出されています。
同じくチヒロ・コレクションの「つばき」は、振袖の色が緋色・赤・ピンクと全て暖色系にも関わらずしっかりと差が出ています。緋色は紅白の椿が際立ち、またどんな色合いの帯でも合わせられる可能性を秘めています。赤はまるで着ている自身が花になったような華やかな色合いで目を惹きます。ピンクは柄の色が少しシックな色で描かれていて、女性らしさと奥ゆかしさを存分に感じさせてくれます。
このように同じ柄でも色合いで大きく変わってきますので、迷ったらお店の人に相談しながら、貴方だけの装いを見つけてくださいね。”