コラム
2016年10月1日
着物の帯、タレと手先の見分け方
着物を着る際には帯の結び方を知っておくと良いでしょう。その時に重要になってくるのは袋帯の向きや名称などです。それらを理解しておけば帯を結んでいく時に楽になります。
まず袋帯の向きを見ていく時に重要なことは、タレ先と手先の見分け方を理解しておくことです。中無地から距離の遠い方がタレと呼ばれています。この方法でタレが分かるのは六通の帯の場合だけです。ですので、六通の帯の時にはこの方法を使って、タレを判断していくようにしましょう。
次に柄のある帯についてですが、柄のある帯についてタレを見極めるためには、柄を絵としてみた時にメインの柄から近い方がタレになります。柄のある帯を使う時には、柄を絵としてみた時にどのような状態になっているのかを確認すると分かりやすくなります。帯によってタレと手先を見分けるのはとても難しいのですが、知っておくと着物がより身近なものに感じるかもしれません。