コラム
2016年10月7日
振袖を着るときの下着について
なかなか聞けない下着のお話の中で、ショーツについてのお話をさせて頂きます。振袖だけではなく、他の着物のときも基本的な選び方は一緒です。普通の丈でも大丈夫ですが、ローライズのものをおすすめします。振袖の時は帯の下線はおへそのあたり、小紋などの場合は腰骨のあたりにきます。ハイライズのショーツなど、帯の下線よりもショーツのウエスト部分が上にきていると、お手洗いの時がちょっと大変です。帯が緩んだり、腰紐の位置がずれたりして着崩れの原因になることもあるからです。また、着崩れしにくいお手洗いを利用するときの所作があるので、着付けが終わった後に着付け師の方に聞いてみるといいです。
それからもう1つ気になるのがショーツの下のラインです。お辞儀をしたときなどにお尻のショーツのラインが見えてしまうことがあります。自分では見えないだけにちょっと恥ずかしいですよね。これを防ぐには、ライン部分の厚みが少ないものや、切りっぱなしのデザインのもの、1枚履き出来るガードルのようなものなどを選ぶのも良いでしょう。少しの工夫で見た目の美しさと着崩れ防止、着心地の良さを実現できるので、ご自分に合った方法を見つけられると着物ライフがより楽しめます。