コラム
2016年10月26日
振袖を着る時の下着ってどんなもの?
着物を着こなすために大切なのが、その下着選びです。洋装の時の下着は体を立体的に見せる物であるために、着物姿にはあわないことが多いのです。実際にワイヤーが入っているブラは、着物着用で圧迫して痛みが出ることもあるし、ショーツの場合は、着物の上からでもその下着の線がはっきりと出てしまうこともあるのです。では実際に着物を着る時の下着についてご紹介します。
まずは、一番最初に身に付けるものは、和ブラ、そしてロングタイプのショーツがいいです。下着が着物に影響しませんし、着物を長時間着用しても、体へ負担もかかりません。その上に身に付けるものは、肌襦袢とすそよけ。肌襦袢は、汗を吸い取ってくれる綿素材の重要な下着です。そしてすそよけは巻きスカート状のものになります。肌襦袢を身に付けた後は、着物を着こなす寸胴体型を作り上げるために、タオルなどを使用して胸の凹凸やウエストのくびれを補整していきます。この時には、ひもやバンドを使い固定していきます。
その後、長襦袢を身に付けます。これは肌襦袢が見えないようにするために着物同様体全体をカバーするものです。また長襦袢の上に着る着物が美しく見えるように襟を合わせ、きっちりと着こなすことが大切です。