コラム
2016年12月20日
縁起の良いモチーフをあしらった成人式振袖って?
晴れて大人の仲間入りを果たす成人式。きっと綺麗な振袖をきて式に臨むことでしょう。成人式で着用される振袖には古典柄やモダン柄など様々な柄があり、柄によってそれぞれ異なった雰囲気を楽しむことができます。勿論どの柄を選択するかは自由なのですが、ハレの日ということで縁起の良いモチーフがあしらわれた振袖を選択するのも良いのではないでしょうか。
例えば古典柄でよく用いられている梅や桜ですが、梅には厳しい冬を乗り越える忍耐力とその美しさという意味が、桜には沢山の草木が広がる春にちなんで豊かさという意味が込められています。大輪の花を咲かせ百花の王と呼ばれる牡丹には豪華、幸福、富貴といった意味が。高貴な花である菊には浄化や厄除けといった力があるとされていることから縁起物として古くから用いられてきました。
お花以外にも縁起の良いモチーフはたくさんあります。特に鶴は延命長寿の象徴ということで有名ですね。この鶴や松などは吉祥文様というお祝いの席に好まれるモチーフで、檜扇や亀甲文様などもまた古くから親しまれているモチーフです。
このようにただ綺麗なだけに見える柄にも様々な意味が込められています。人生に一度しか無い特別な日だからこそ、縁起の良いモチーフを身にまとってこれからの人生の繁栄を願いたいものですね。