コラム
2017年2月16日
振袖で食事をするときのマナー
振袖で優雅にお食事をする姿は、とても素敵ですね。成人式の振袖姿の女性はとても美しいだけに、お食事の時の姿はとても目立ってしまうのです。振袖でお食事をするときのマナーをおさらいしてみましょう。
まずお食事の基本として、大きめのハンカチを持参するか、ナプキンがある場合は着物の正絹生地は滑りやすいので、帯締めにはさむか衿元にはさんで使用するとよいでしょう。そしてレストランの場合、着席する際は帯が型崩れしないように浅く腰掛けましょう。次にお食事の際は手元が美しく見える事がポイントです。振袖は袖が長いので、普段のお食事の時と違い動きが不自由に感じますし、いつもと違う動作を意識しなければなりません。遠くにある卓上の皿や調味料などを取る場合は、片方の手で長い袖を押さえながらとるようにし、常に長い袖が汚れないように意識することが大切です。
懐石料理などの和食の場合は、茶道で使用する懐紙を持参すると、女性らしさが伝わり一目置かれます。最近はホテルで洋食や懐石料理を楽しみながら、マナーを教えてくれるイベントがあるので参加するのもよいでしょう。着物を着るお稽古として、茶道の一日セミナーもとても参考になります。