コラム
2017年2月18日
晴れの日には縁起の良い小物を選ぼう
日本の四季を通じた生活習慣を表す言葉に、「ハレとケ」という言葉があります。ハレはお祭りなど非日常の生活をさしており、晴れ着と呼ばれるのがその例です。反対にケは日常生活をさしています。当然ながら着物の場合も、ハレの日と呼ばれるおめでたい行事には縁起の良い小物選びが大切になってきます。
まず着物の小物選びで、縁起ものと呼ばれその柄なども決まっています。まず縁起ものと呼ばれる柄をしっかりと覚えておきましょう。可愛らしい柄として縁起のいい柄でおすすめなのは宝尽くしです。うちでの小槌などの宝物をたくさんあしらった定番の縁起物の古典柄で、どんなお祝いの席でもオーソドックスで使いやすい柄です。着物が華やかな柄の場合にあわせやすく、帯やバッグや草履に使われる柄です。そして吉祥模様や鶴亀などもおめでたい日に使われる柄で帯以外にも、草履とバッグのトータルコーディネートで使用されます。
また袴のコーディネートに使われる矢羽絣の柄も一度引いた矢は戻ってこないという意味合いから、婚礼の縁起柄となっています。帯締めの飾り結びなどは、それだけで縁起物となります。また梅や牡丹など季節によって選ぶことで縁起ものになります。縁起の良い柄を、しっかりおさえて季節に合わせて小物を選ぶのがコツです。