コラム
2017年3月11日
振袖で綺麗に見える立ち方座り方
“成人式は人生の節目の大事な行事です。一生残る記念写真には、綺麗な立ち姿で写りたいですよね。また、式典中に立ったり座ったりする場面も多くあるでしょうが、慣れない着物に苦戦せず、そのような所作もスムーズに美しく行いたいものです。綺麗に見える立ち方、座り方のコツを抑えて、安心して成人式に臨みましょう。
まずは立ち方から。当然ながら、背筋をピンと伸ばして姿勢良く立つとことが大切です。その上でさらに綺麗に魅せるコツは、上前のメインの柄が正面に見えるように、片足を半歩後ろに引いて上品に立つこと。その時、手は体の前で軽く揃えて、お袖の柄も見えるようにすればより美しいです。どの方向からも見られているつもりで、気を抜かずに凛とした立ち姿を目指しましょう。
次は座り方です。そのまま座ると、お尻のところの生地が下に引っ張られてしまいます。少し手でつまんで引き上げてから座ると、おはしょりが崩れにくくなりますよ。長いお袖は地面に付いてしまわないように、両腕で少したくし上げてから座りましょう。座ってからは膝の上に軽く揃えて重ねておけば綺麗です。豪華に結んだ飾り結びがくずれてしまわないように、背もたれにはなるべくもたれず背筋を伸ばして上品に座りましょう。
所作が美しいと着姿は何倍も綺麗に見えます。大人の第一歩に相応しい、エレガントな立ち振る舞いを目指しましょう。”