コラム
2016年8月6日
振袖を着るときのマナーについて
成人式や結婚式など、お祝いの席で着用する振袖ですが、振袖を着用するにあたって様々なマナーがあるということをご存じでしょうか?万が一汚してしまったときなど、対処法が大変ですので、しっかりとした知識をふまえた上で振袖を着用できるよう、基本的なマナーを紹介したいと思います。
まずは、メイクやヘアセットは着付ける前に済ませておくこと。着物は自由に動くことが難しいのであとからやろうとすると大変な思いをします。口紅などは、汚してしまう恐れもあるので一番最後にしましょう。小物も、宝石などをつけるのではなく、和装にあったかんざしや、房鈴(鈴は子供にはよい)のついた髪飾りなど、衣装にあったものを選ぶと全体的にまとまった印象になります。
そして、振袖を着るときに最も大切にしたいことは、歩き方です。特に姿勢が悪いと、どれだけ綺麗な振袖を着ていても美しくみえませんので普段から猫背の方は要注意です。背筋をピンとのばして、普段よりも小さな歩幅で歩くと良いです。振袖は、立ち振る舞いの美しさを心がけると一層綺麗にみえますので、椅子に座るときは深く腰をかけずに、背筋を伸ばした状態で座ったり、手を挙げるときは、いつものように挙げるのではなく、手先だけがスッと出るように袖口を片手で押さえながら出すとお上品にみえます。人生で数回しか着る機会のない振袖ですので、振袖美人を目指しましょう。