コラム
2017年6月2日
振袖を着る際は足袋を履くのが常識なの?
浴衣の時は素足でも良いし、足袋を履いてもOK。袴の時も草履に合わせるのは足袋だけれど、ブーツの場合はタイツでも靴下でも、足袋でも大丈夫。では、振袖の時は何を履くのが良いか・・・疑問を持つ方もいらっしゃるかも知れませんね。結論から言いますと「振袖には足袋、それも白」が原則です。
最近はあまり見かけなくなりましたが、足袋は白足袋の他に色足袋や小紋足袋といって、華やかな色柄付きの足袋も普通にありました。ただしこれは、木綿やウールの着物といった普段着に合わせる足袋で、礼装用は白足袋と言われていたのです。振袖は未婚女子の礼装ですから、昔も今も白足袋を合わせるのが常識と言えるでしょう。
白足袋にも種類があり、木綿のカチッとしたタイプやストレッチ素材の伸びる柔らかな足袋があります。着物を普段から着なれている方は硬い足袋の方が「身も心も引き締まる」と好まれるようですが、あまり着物を着たことのない方は足指の付け根が痛くなったりして大変かも知れません。そんな方は、ストレッチ素材の白足袋を選びましょう。長時間履いていても、とっても楽ですよ。