コラム
2017年7月20日
雨や雪の日に振袖を着るときの注意点とは?
成人式や結婚式で振袖を着る時、お天気が悪いと雨水や泥はねなどで着物や足袋などを汚してしまう場合があります。着物のクリーニングは手間もお金も掛りますから、まずは予防するのが一番です。汚さないための便利グッズをお知らせしましょう。
■雨コート
泥はねだけでなく、着物全体をカバーしてくれます。振袖専用の雨コートが無い場合は、普通の着物用雨コートでも大丈夫です。お婆様やお母様のものがあれば、是非利用しましょう。ポイントは裾の長さです。短いと結局裾を汚してしまいますから、必ず着物裾よりも長い雨コートを選んで下さい。二部式コートなら、長さを調整出来ますから、おすすめです。
最近は、ビニールの振袖用雨コートも出てきました。お値段も数千円ですから、クリーニング代を考えれば、お得かも知れません。
■草履カバー
足元が悪いと、どうしても汚してしまうものです。草履カバーは一式持っておくと、他の着物の時にも使えますから便利なアイテムと言えます。
■足袋カバー
足袋の上に履く足袋カバー。ワンポイント刺繍のものなら、お洒落も楽しめます。足袋カバーを脱いだ時の足袋入れを持って行くと、好感度UPです。
いくら気を付けても、汚してしまう場合があります。そんな時は無理して洗ったりしないで下さい。まずはガーゼのハンカチなどで水分を吸収させてから、速やかに着物屋さんに相談しましょう。専門家にお任せするのが一番です。