コラム
2016年9月5日
女性用のレンタル振袖のメリット
私の周囲には、振袖や袴などの晴れ着を購入したのに使いどころがない、という人が結構います。特に成人式に合わせて用意したというものですが、これはある意味当然だと思います。
小紋や紬、浴衣など普段使いできるものは、年配になってからも着られるような色や柄で選ぶこともできますが、振袖は華やかすぎたり若年層でないと合わなかったり…わざとそういうデザインにしていますよね?それはそうです、未婚女性の正装ですから。
着たいなら何歳でも着ればいいとは思いますが、どうしても年配になれば似合わなくなります。着物の販売店では「訪問着にも仕立て直せます」という話も聞きますが、大抵の場合は、「振袖として」デザインされているんです。ですから、訪問着にしたら柄が合わなくてちぐはぐになります。そもそも若向きの色柄なのに、訪問着にして何歳まで着られるんでしょう。
「年齢的に似合う時期があること」を考えた上で記念として持っておきたいなら購入してもいいと思います。そうでないなら、必要なときにそのとき似合うものをレンタルする方が、よほど素敵ではないでしょうか。